エネルギー変換化学講座(陰山研究室)
酸化物(セラミックス)は、陶器、磁石、誘電体など紀元前から現代に至るまで、私たちの生活に最も身近で有用な物質で有り続けています。しかし,合成には通常は1000℃以上の高温を要するため、環境に厳しく、組成・構造の制御には限界がありました。
我々の研究室で開発している非溶液型の低温合成法は、無機化合物を合成する全く新しいアプローチです。環境に優しく安全であるだけでなく、(小さな分子を扱う合成有機化学のように)合理的に酸化物の構造設計ができるという特長があります。また、高温合成法では決して得られない配位状態や電子状態を自在に創りだすことが原理的に可能です。この手法を駆使して新物質を開拓し、高温超伝導発見を大きな目標にしながら磁性体、誘電体、顔料、触媒なども視野に入れた革新的機能を見出します。
教員
陰山 洋 ( Hiroshi KAGEYAMA )
教授(工学研究科)
研究テーマ
環境に優しい低温合成法を利用して遷移金属酸化物をベースとした新しい無機化合物を合理的に合成・設計し、革新的機能をもつ超伝導体、磁性体などの開発を目指しています。
連絡先
桂キャンパス 総合研究棟A2 5階521号室
TEL: 075-383-2506
FAX: 075-383-2510
E-mail: kage"at"scl.kyoto-u.ac.jp ("at"を@に置き換えて下さい)
高津 浩 ( Hiroshi TAKATSU )
准教授(工学研究科)
研究テーマ
層状化合物やフラストレート系と呼ばれる磁性体を開発・合成し、磁性や超伝導、そして低温の世界に現れる新しいタイプの素励起、量子現象を研究しています。新しい物理現象の発見を目指して新物質開発、薄膜・単結晶合成、物性測定に取り組んでいます。
連絡先
桂キャンパス 総合研究棟A2 5階519号室
TEL: 075-383-2513
FAX: 075-383-2507
E-mail: takatsu"at"scl.kyoto-u.ac.jp ("at"を@に置き換えて下さい)
朱 童 ( Tong TONG )
准教授(工学研究科)
研究テーマ
連絡先
桂キャンパス 総合研究棟A2 5階519号室
TEL: 075-383-2513
FAX: 075-383-2510
E-mail: zhu.tong.4e"at"kyoto-u.ac.jp ("at"を@に置き換えて下さい)
吉田 傑 ( Suguru YOSHIDA )
特定准教授(工学研究科)
研究テーマ
連絡先
桂キャンパス 総合研究棟A2 5階519号室
TEL: 075-383-2513
FAX: 075-383-2510
E-mail: suguru.y"at"scl.kyoto-u.ac.jp ("at"を@に置き換えて下さい)
加藤 大地 ( Daichi KATO )
助教(工学研究科)
研究テーマ
酸素やハロゲン等の複数のアニオンを有する新しい複合アニオン化合物を合理的に合成・設計することで、革新的機能をもつ光触媒材料などの開発を目指しています。
連絡先
桂キャンパス 総合研究棟A2 5階519号室
TEL: 075-383-2513
FAX: 075-383-2507
E-mail: daichik"at"scl.kyoto-u.ac.jp ("at"を@に置き換えて下さい)