同位体利用化学講座
同位体を利用した新しい科学の創出
現在、原子力発電や放射性物質・放射線を用いた医療など、放射性同位体や放射線の利用は身近なものになりつつあり、その安全性に関する研究も更なる進展が必要とされています。
本研究室では原子炉や加速器を利用して放射性同位体を製造し、その化学的挙動を調べることにより、社会に役立つ利用法の開発研究をおこなっています。特に核分裂反応を用いたマルチトレーサーの製造法の開発と、複雑な系内での微量元素の分布に関する研究、放射性エアロゾルの生成メカニズムや挙動の研究、中性子放射化法を用いた微量元素の分布・集積の研究に主眼を置き、同位体を利用した新しい科学の創出を目指しています。
教員
高宮 幸一 ( Koichi TAKAMIYA )
准教授(原子炉実験所)
研究テーマ
原子炉の中性子を利用した次世代放射化分析法の開発や、放射性同位元素の製造およびその利用を中心とした核化学的研究を行っています。
連絡先
熊取キャンパス 原子炉実験所 研究棟 2階223号室
TEL: 0724-51-2460
FAX: 0724-51-2632
E-mail: takamiya"at"rri.kyoto-u.ac.jp ("at"を@に置き換えて下さい)